7. 日本で初めて体験した公衆浴場 by グラント・ナカムラ

(草の根通信64号、2010年4月掲載)

グラント・ナカムラ: サンフランシスコ在住小学生、草の根サミットみやぎ大会参加者

翻訳:下村淳子

僕の名前はグラント・ナカムラ。カリフォルニアのサンフランシスコに住んでいます。年齢は8歳で小学校3年生です。僕とお兄ちゃんは日本の松島で初めて公衆浴場(温泉)に入りました。部屋で浴衣に着替え、スリッパを履いて行きました。大浴場に入る時に「刺青禁止」という注意書きが貼ってあるのに気がつきました。多分日本人は刺青を見たくないのでこのような決まりがあるのだと思います。

 

僕とお兄ちゃんは腰掛けに座って体を洗い始めました。たくさんのおじさんの前で裸になるのはちょっと変な気持ちでした。頭の毛も下の毛も白髪のおじさんがいました。こんなにたくさんの違った形の体を見るのは初めてでした。アメリカでは僕は普段一人でお風呂に入ります。体を洗ったあと僕たちは露天風呂の方へ行きました。木がたくさん見えて、おまけに海岸も見えました。とてもきれいでした。十分露天風呂に浸かった後、お兄ちゃんに中のお風呂に入りに行こうかと聞きました。中のお風呂の方がお湯が熱かったです。それにも満足すると、タオルを取って体を拭きました。そして、浴衣を着て外へ出てお母さんを待ちました。

僕は温泉がとても気に入りました。お湯も温かくとてもリラックスした感じになりました。翌日も入りに行きたかったのですが、お兄ちゃんに断られてしまいました。また日本へ行くことがあったら、また絶対に温泉に入ります。僕はみんなに絶対に一度は温泉に入ることを勧めます。そして日本で温泉に入りたければ刺青をしてはいけないということも分かりました。